新たな太陽光発電のあり方

「太陽光発電」に皆さんはどんな印象をお持ちですか?

自宅の屋根に大掛かりなパネルをつけて、生活の電力の一部として使う。売電をして運用する。オール電化にして光熱費の節約に役立てる。

 

しかし、パネルは経年劣化でメンテナンスも必要になってきます。

しかも、もう売電するといっても、どんどん売電価格は下がってきています。

2018年に26円あった家庭用売電価格も2020年では21円になっています。業務用ともなれば、その差は大きなものになります。

 

 

また、売電の運用も面倒な仕事の一つでしょう。 そこで、企業向けに、これらを解決する新しい発想が登場してきました。

 

「PPAモデル」 太陽光発電は、自然のエネルギー。環境にも優しい優れたエネルギー供給方法と言えます。

 

そこで、もっと、大量の電気を使用する企業にとって多くのメリットをもたらし、さらに社会に貢献する形で使う方法が登場しつつあります。

 

経営者と投資家がタッグを組めば、win-winの素晴らしいモデルです。

それは、今、話題になっているSDGsにも大いに貢献する革新的なアイデアです。

 

 

       

 

「PPA」モデルについて

簡単に言えば、投資家が、投資として太陽光発電の設備を設置します。パネル代、設置費用、メンテナンス代を投資家が受け持ちます。

 

そして、企業は投資家から電気を買います。10kw以上であれば発電した電気を使用した方が、お得になります。

FIT価格は2020年現在、50kw以上のシステムであれば12円となり、産業向けの電気料金単 価は16円となっています。

   

つまり、売電するよりもその分を自家消費する方が4円お得になります。これから、電気料金は上昇傾向にあるので、さらにお得になってくるでしょう。企業は初期費用全くなしで、太陽光発電を使える事になります。ここが企業にとっては、一番の魅力と言えます。

   

そして、自家消費は、電力会社の基本料金と電力量料金の大幅な削減になります。その削減できた費用を、賃金に上乗せし、優秀な人材を獲得するも良し、研究開発費に当てるも良し、企業の発展のために、生産性をあげるために使えるお金が増えるのです。 また、台風や地震などの自然災害時も非常用電源として活用が可能です。その規模が大きければ、地域への貢献にもなるでしょう。  

「 PPA」モデルの活用とSDGsへの貢献

企業はこの魅力的なシステムを使ってできる企業の未来、展望、アイデアを考え、投資家にとって魅力のある企業、社会に貢献できる企業を作り上げる事に専念できます。

今や、太陽光発電は「売るより、使え!」なのです。

そして、PPAモデルでSDGsの達成に向けて、日本全体を生産性のある国へと企業が一丸となれば素晴らしいと思いませんか?

例えばどんな企業が考えられるでしょう。

 

 

 

 

 

スマート農業・・・人の重労働を減らし、天候に左右されない光と水。廃棄問題を解決する、消費量のデータ収集と生産調整が可能になるでしょう。

 

医療・・・ロボット手術 遠隔操作手術や処置。AI診断。IPS細胞の研究と実用

 

その他にも、EV車の自動運転によるネオ運送業、量子コンピューティング、発展途上国への医療、教育、水道の整備など上げたらキリがありません。どれも、豊富な電力なしでは語れません。CO2など環境汚染の問題もクリアできる最適なエネルギー。

 

PPAモデルの考え方は、勤勉で、優秀な日本人の労働環境を整え、支えて労働生産性を上げ、日本の企業を活性化し、コロナで落ち込んだ経済を復活させる起爆剤量になることは間違い無いでしょう。