太陽光発電には様々なメリットがあり、節電ができるのも重要なメリットの一つです。
ただ、太陽光発電を導入すると、どのくらい節電ができるのか気になる人もいるのではないでしょうか。節電ができるに越したことはありませんが、太陽光発電を導入する初期費用のことを考えるとどのくらい節電ができるのか知っておきたいところです。
それでは、太陽光発電を導入すると、どのくらい節電できるのかご説明しましょう。
「太陽光発電の初期費用はどれくらい?」
太陽光発電を導入する際に気になるのは、初期費用の問題です。
節電できるかどうかは初期費用にかかっていると言っても過言ではないので、どのくらい初期費用がかかるのか知っておきたいところです。
太陽光発電の初期費用は発電容量によって変わるので、1KWあたり30万円前後だとされています。
また、必要な設備機器や工事費用の平均費用は、おおよそ120万円~180万円だとされています。さらに国や自治体から補助金が出るので、初期費用を大きく抑えることができるでしょう。
太陽光発電を導入すればどれくらい節電できる?
ここで問題になるのは、太陽光発電を導入する時の初期費用に対して、どのくらいの節電をすれば取り戻せるのかどうかです。
総務省の統計局が行った家計調査では、2019年度の一般家庭における電気料金は年間約13万円でした。
つまり、月々の電気料金は約1万円~約1万1000円ということになるので10年間で約130万円も費用がかかっています。
この場合、電気の使用量は月々約420kWhほど使っていることになるでしょう。
太陽光発電システムを導入する際に発電容量を決めることになりますが、一般的な5kWシステムを導入する場合、年間約5500~6500kWhほどの発電量が見込めると考えられます。
そこで太陽光発電の初期費用が150万円だったとすると、1kWhあたりの平均電気代が22円前後なら年間6000kWhほど発電したとして年間約13万2000円となります。
つまり、これなら12年で初期費用以上に回収できるでしょう。
ただ、これでは節電を実感するまでに時間がかかりすぎてしまうという人もいるでしょう。実際、自分の自治体の制度や季節、土地、太陽光パネルの設置環境、日照時間など様々な要素によって発電量が非常に大きく左右されます。
特に夏場は日照時間が長いので発電量が多いですが、冬場は日照時間が短いので発電量が少なくなるでしょう。その点を踏まえると、初期費用を回収できるまで若干の誤差があるかもしれません。
もっと効率良く節電するためにはどうすればいい?
もっと効率良く節電するためには、売電と電気を使用する時間帯を決めることが重要です。
太陽光発電を導入するメリットは、発電した電気を売電できることです。つまり、少しでも発電した電気を売電しつつ、夜間や早朝など電気代が安くなりやすい時間帯に電気を使うようにすれば日々の電気代を可能な限り抑えることができます。
もっと電気代を抑えたいのであれば、オール電化にすることで電気代だけでなくガス代も一切かからなくなるのでおすすめですよ。
まとめ
太陽光発電は発電した電気の売電と電気を使用する時間帯を見極めることで、節電は実現可能です。太陽光発電を導入するなら、PPAモデルを導入するのがおすすめです。
PPAモデルはなんと無料で太陽光発電を設置してもらえるだけでなく、発電した電気を一般で購入するよりも1円~2円で購入することによって平均20%もカットできる見込みがあります。環境への配慮なども配慮しているなど、様々なメリットがあります。
これを機に太陽光発電を設置して節電してみてはいかがでしょうか。